Amazon Web Services ブログ
「導入しても使われない」を解決する ― 三菱電機 電力ICTセンターが Kiro と GitLab で実現した開発ワークフローの標準化
本ブログは、三菱電機株式会社 電力システム製作所 電力ICTセンター 小森様と、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 ソリューションアーキテクト稲田、GitLab 合同会社 ソリューションアーキテクトの小松原様の共著です。三菱電機 電力ICTセンターにおける Kiro と GitLab を組み合わせたソフトウェア開発効率化の取り組みについてご紹介します。
Kiro 0.9: IDE でのカスタムサブエージェント、新しいエンタープライズコントロール、きめ細かなコードレビュー
このリリースでは、開発者の作業速度を落とすことなくより多くのコントロールを提供し、同時にエンタープライズチームが必要とするガバナンスも提供する新機能を IDE に追加しました。カスタムサブエージェント、Skills サポート、よりスマートなリファクタリングツールを提供します。詳しく見ていきましょう。
Kiro にオープンウェイトモデルが登場: より多くの選択肢、より高速、より低コスト
当初から、私たちは Kiro を最高の AI コーディング体験を提供できるように構築してきました。それは、現在の最先端コーディングモデルを搭載し、高品質な出力を中心にすべてを構築することを意味していました。6 ヶ月前、私たちは Auto を導入しました。これは、フロンティアモデルと特化型モデルを組み合わせ、インテント検出、キャッシング、その他の最適化技術を重ねることで、パフォーマンス、効率性、出力品質に優れたバランスを提供するエージェントモードです。本日、Kiro にオープンウェイトモデルを追加し、IDE と CLI の両方で利用可能になりました。
Kiro の ACP 対応により特化型 IDE にも AI を
Kiro CLI が Agent Client Protocol(ACP)をサポートしたことをお知らせします。これにより、Kiro の Agentic AI 機能を他の IDE から直接利用できるようになりました。現在 ACP をサポートしている IDE には、Eclipse、Emacs、JetBrains IDE、Neovim、Toad、Zed などがあります。私にとって、これは重要なワークフローの課題を解決するものです。
11 社合同 AI-DLC Unicorn Gym で体験した開発のパラダイムシフト
「システム開発に産業革命のような大きなインパクトを与えると感じた」―参加者のこの言葉は、2026 年 1 月 22 日〜 23 日に開催した「合同AI-DLC Unicorn Gym」で何が起きたかを物語っています。11 社 87 名のエンジニアとビジネスパーソンが 2 日間で体験したのは、AI ツールの活用法ではなく、開発プロセス全体の変革でした。AI-Driven Development Lifecycle は、AI が計画を作成し、人間は重要な意思決定に集中します。数ヶ月かかる開発が 2 日間で完了し、会議とドキュメントに費やしていた時間が創造的な対話に変わりました。参加者の多くが継続を希望した 2 日間で、何が変わったのでしょうか。
Kiro CLI 1.24.0:Skills、カスタム Diff ツール、改善されたコードインテリジェンス、会話の圧縮
Kiro CLI 1.24.0 では、大規模なドキュメントセットの段階的な読み込みを可能にする Skills、カスタム Diff ツール、18 言語に対応した組み込みコードインテリジェンス、リモート認証、web_fetch ツールの詳細な権限管理、長時間のセッションをスムーズに維持する会話圧縮の詳細なコントールが導入されました。これらのアップデートが私の Kiro ライフを更に快適にしてくれたので、今回はこれらの追加された機能を深堀ってご紹介します。
IDE 診断機能による Kiro の進化
初期のコーディングエージェントは、IDE が検出したエラーを認識できず、コード生成後に時間のかかるビルド/テストコマンドで検証する必要がありました。Kiro は Language Server Protocol(LSP)を活用して IDE 診断情報への直接アクセスを実現し、エージェントがリアルタイムで型エラーや構文エラーを検出・修正できるようになりました。この診断駆動型アプローチにより、コマンド実行が 29% 削減され、わずか 35 ミリ秒で検証が完了するようになり、TypeScript から Terraform まで多様な技術スタックでコード品質が大幅に向上しました。
すべてのタスクを一括実行:リリースを見送り続けていた機能をついに公開
Kiro のローンチ当初、ユーザーから最も要望の多かった「すべてのタスクを一括実行」機能を、私たちは意図的に実装しませんでした。エージェントが自律的に複数タスクを実行すると、失敗時の問題特定に多くの時間がかかるためです。過去数か月間、プロパティベーステスト(PBT)、LSP 診断、サブエージェントなど、バッチ実行を本当に安全にする基盤を構築してきました。本日リリースする「すべてのタスクを一括実行」機能は、各タスクの出力を厳格な検証プロセスで確認しながら、自動実行のスピードと信頼性を両立します。
プロパティベーステストが見つけた、私が決して発見できなかったセキュリティバグ
本記事では、Kiro の仕様駆動開発ワークフローを使用したチャットアプリケーション開発において、プロパティベーステスト(PBT)が従来のテスト手法では発見困難なセキュリティバグをどのように発見したかをお伝えします。75 回目のテスト反復で __proto__ というプロバイダー名が JavaScript プロトタイプの誤った処理を露呈し、ランダム生成による体系的な入力空間の探索が、手動コードレビューや単体テストでは見逃されるエッジケースを効果的に発見できることを実例とともに紹介します。
Kiro のマルチルートワークスペース:1 つのプロジェクト内だけでなく、複数のプロジェクトにまたがって作業する
本記事では、Kiro の新しいマルチルートワークスペース機能により、複数のプロジェクトを単一の IDE ウィンドウで効率的に管理する方法をお伝えします。共有ライブラリとメインアプリケーション、複数のマイクロサービス、モノレポのパッケージなど、関連するプロジェクトを同時に編集する際の課題を解決し、各ルートが独立性を保ちながら統合された開発環境を提供する仕組みと、その設定方法や実際の活用例を詳しく説明します。








