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NEW ‒ AWS Backup での Amazon Redshift のサポート

Amazon Redshift を使用すると、クラウド内のあらゆる規模のデータを分析できます。Amazon Redshift は、自動スナップショットと手動スナップショットを使用してデータを保護するネイティブなデータ保護機能を備えてます。これ単体でも機能しますが、他の AWS のサービスも利用している場合は、データ保護ポリシーを管理するために複数のツールの設定が必要になります。

これを簡単にするために、AWS Backup に Amazon Redshift のサポートが追加されました。AWS Backup では、アプリケーションのデータ保護を管理するための一元的なバックアップポリシーを定義でき、Amazon Redshift クラスターも保護できるようになりました。このように、サポートされているすべてのサービスで、一貫したデータ保護管理ができます。マルチアカウントを設定している場合は、AWS Backup の一元管理ポリシーを使用して、AWS Organizations 内のすべてのアカウントにわたってデータ保護ポリシーを定義できます。規制コンプライアンスのニーズを満たすために、AWS Backup では監査対応レポートに Amazon Redshift を含めるようになりました。また、 AWS Backup Vault Lock を使用して変更不可能なバックアップを作成し、悪意のある変更や不注意による変更を防ぐこともできます。

ここからは、実際にどのように機能するのかを見ていきましょう。

Amazon Redshift で AWS Backup を使用する
まずはじめに、AWS Backup の Redshift リソースタイプを有効にします。AWS Backup コンソールのナビゲーションペインで [Settings] (設定) を選択し、次に [Service opt-in] (サービスのオプトイン) セクションで [Configure resources] (リソースを設定) を選択します。次に、Redshift リソースタイプをオンに切り替えて [Confirm] (確認) を選択します。

コンソールのスクリーンショット。

これで、バックアッププランを作成または更新して、Redshift クラスターのすべてまたは一部のバックアップを含めることができます。バックアッププランでは、これらのバックアップを実行する頻度と保持期間を定義できます。例えば、毎日のバックアップの保持期間は 1 週間、毎週のバックアップの保持期間は 1 か月、毎月のバックアップの保持期間は 1 年間、といったように定義できます。

また、オンデマンドバックアップも作成できます。これについて、もっと詳しく見てみましょう。ナビゲーションペインで [Protected resources] (保護されたリソース) を選択し、次に[Create on-demand backup] (オンデマンドバックアップを作成) を選択します。

[Resource type] (リソースタイプ) のドロップダウンリストで [Redshift] を選択します。[Cluster identifier] (クラスター識別子) で、クラスターを 1 つ選択します。このワークロードには、2 週間の保持期間を設定したいと思います。次に、[Create on-demand backup] (オンデマンドバックアップを作成) を選択します。

コンソールのスクリーンショット。

私のデータウェアハウスはそれほど大きくないので、数分後にバックアップジョブが完了しました。

コンソールのスクリーンショット。

これで、AWS Backup で保護されているリソースのリストに Redshift クラスターが表示されるようになりました。

コンソールのスクリーンショット。

[Protected resources] (保護されたリソース) のリストで、Redshift クラスターを選択すると、使用可能な復旧ポイントのリストが表示されます。

コンソールのスクリーンショット。

復旧ポイントのいずれかを選択すると、新しい Redshift クラスターにデータウェアハウス全体を復元するのか、それともテーブルのみを復元するのか選択できます。

コンソールのスクリーンショット。

これで、セキュリティやネットワークの設定など、クラスターとデータベースの設定を編集できるようになりました。クラスター識別子は一意である必要があるため、復元が失敗しないようクラスター識別子を更新します。次に、[Restore backup] (バックアップを復元) を選択して復元ジョブを開始します。

しばらくすると、復元ジョブが完了し、Amazon Redshift コンソールに古いクラスターと新しいクラスターが表示されます。AWS Backup を使用すると、Redshift クラスターだけでなく、AWS アカウント内のその他多くのリソースのデータ保護を簡単に一元管理できます。

コンソールのスクリーンショット。

利用可能なリージョンと料金
AWS Backup での Amazon Redshift のサポートは、中国に拠点を置くリージョンを除き、AWS Backup と Amazon Redshift の両方が提供されている AWS リージョンで現在ご利用いただけます。この機能は、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、および AWS SDK で使用できます。

Amazon Redshift のネイティブなスナップショット機能と違い、AWS Backup を使用するための追加コストはありません。全体的なコストは、必要なストレージ容量と保持期間によって異なります。 詳細については、「AWS Backup の料金」を参照してください。

Danilo

原文はこちらです。