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【開催報告&資料公開】メディア&エンターテインメント業界向け AWS re:Invent 2022 / Inter BEE 2022 Recap セミナー

はじめに

2023 年 1 月 26 日にメディア&エンターテインメント業界のお客様を主な対象として、昨年開催された AWS re:Invent 2022、Inter BEE 2022 の Recap セミナーを実施しました。

2022 年 11 月 28 日〜 12 月 2 日にわたってラスベガスで開催された re:Invent では、メディア&エンターテインメント業界に対する AWS のさまざまな取り組みや世界中のお客様の最新事例が紹介されるとともに、数多くの AWS 新サービス、新機能も発表されました。
また、2022 年 11 月 16 日〜 18日にかけて幕張メッセで開催された Inter BEE では、 AWS ブースでコンテンツ制作、放送、メディアサプライチェーン&アーカイブ、Direct-to-Consumer&ストリーミング、データ活用&分析の 5 つのソリューション分野での展示を行いました。ブース内シアターや同時開催の AWS メディアセミナーでは、国内外のゲストに最新事例を発表頂きました。

今回開催された Recap セミナーでは、メディア&エンターテインメント業界のお客様向けに、前半は re:Invent、後半は Inter BEE における発表のハイライトを要約してご紹介しました。

AWS re:Invent 2022 の振り返り

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
ソリューションアーキテクト
小久保 駿

こちらのパートでは re:Invent の開催概要、メディア&エンターテインメントのブレイクアウトセッションや関連セッションをピックアップしてご紹介しました。

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【開催概要】

re:Invent は AWS が年次で開催している学習型カンファレンスで、2022 年はラスベガスのオフライン会場をメインとして多数のお客様にご参加頂きました。キーノートとリーダーシップセッションについてはストリーミングの配信を行い、その他のブレイクアウトセッション等は後日オンデマンド配信を行いました。
「学習型」と掲げている通り、5 つの基調講演に加えて多数のサービス発表やお客様事例のセッションがあり、他にも各種ハンズオンや認定試験等まであるイベントです。

【メディア&エンターテインメント ブレイクアウトセッション紹介】

A+E Networks built a cloud-based media supply chain for scale, agility

スケールとアジリティを実現するためにクラウドベースのメディアサプライチェーンを構築した A+E Networks の事例が紹介されました。既存インフラが EOL を迎えたことをきっかけに、インジェスト、パッケージ化、配信、アーカイブまでのワークフローを行う 3rd party solution である SDVI を用いてメディアサプライチェーンを開発されました。メディアのサプライチェーンには様々な処理が介在しており複雑で、それぞれの処理には待ちが発生するので、これらを解決するのにクラウド以外の選択肢はないと言及されていました。また、このセッションではメディアサプライチェーンを構築する方法や実際の構成と機能についても説明いただきました。

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Cloud-based production for The Lord of the Rings : The Rings of Power

このセッションでは、「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」で実際に使われている方法論に焦点を当て、AWS での制作ワークフローの技術が紹介されました。初めに AWS より IBC 2022 にて AWS が展示した内容である Studio on the Cloud を紹介し、これが MovieLabs の 2030 Vision のケーススタディに選ばれていることや、アーキテクチャの特筆すべき点としてリファレンスモニターを接続していることについて説明がありました。次にロード・オブ・ザ・リング:力の指輪のプロデューサーと Visual effect 担当の Company 3 による実際のユースケースの紹介がありました。COVID-19 渦において作品の制作に関わるアーティストは世界中に 1,500 人以上いたため、クラウドベースの制作に舵を切り、CENTRALIZED METADATA, COLLABORATIVE PRODUCTION, ASSET MNAGEMENT AS WORKFLOW の 3 つを開発されました。カラリストが場所を選ばず、どこからでも同じように確認できるようになる等の効果があったそうです。最後に、Company 3 よりクラウドベースのポストプロダクションについて説明いただきました。

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Sky’s journey to migrate live sports and news to AWS

このセッションでは、ブロードキャスト環境のプロダクションからプレイアウト、配信までを AWS で再設計した Sky の道のりを紹介して頂いています。きっかけは2019 年、COVID-19 等の社会的イベントがあり、ビジネスに変革が必要になり、組織の設立や統合を実施し、目指すべきゴールやビジョンを設定されたそうです。そして現在はコンテンツサプライチェーンの全てがクラウド上にあり、500 のコンテンツパートナー、数百ペタバイトのストレージ、250,000 アセットを処理されているとのことです。セッションの中では、実際にクラウド移行したブロードキャスト環境のケーススタディを Cloud Production、Playout、Software Defined Encoding に分けてご紹介いただきました。

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F1TV with AWS media and edge services

F1 の公式ライブ配信サービスである F1TV が新たな視聴体験を提供し、セキュアで大規模な配信を AWS Media services と Edge service で実現された事例が紹介されました。基本的な映像視聴体験だけでなく、視聴者による映像ビューの切り替え、インタラクティブなコンポーネントの提供、複数のデバイス・配信プロトコルへの対応といった機能を提供することが重要であり、それらをどのように実現されたかを実際に用いた AWS サービスを交えて説明いただきました。

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【メディア&エンターテインメント 関連セッション紹介】

HBO Max achieves scale and performance with Amazon CloudFront

このセッションでは、Warner Bors. Discovery が提供する動画配信サービスである HBO MAX(会員数 9,490 万人)での動画配信の最適化と視聴者体験の向上を実現するベストプラクティスが紹介されました。MultiCDN、Origin Failover といったアーキテクチャや、Quality of Experience のメトリクスについて図を用いて詳細に説明いただきました。他にも、パフォーマンスを向上するために Amazon CloudFrontQUIC を有効化していることや、CloudFront Blue/Green Deployment を活用していること等、利用している CloudFront についてのポイントも説明いただきました。

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Preserving and maximizing the value of digital media assets using S3

このセッションでは、メディア企業にとって最も価値のある資産であるメディアアーカイブのビジネス価値を最大化することを目的に、メディアアーカイブをクラウドに移行、モダナイズしたお客様の事例が紹介されました。初めは Amazon Simple Storage Service Glacier (Amazon S3 Glacier) の GM である Joe Fitzgerald より Managing、Preserving、Maximizing という 3 つのトレンドが紹介され、続いて 3 人のゲストより移行の検討過程や規模感、ワークフロー・Storage Class の選定等について説明いただきました。

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Inter BEE 2022 の振り返り

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
ソリューションアーキテクト
小南 英司

こちらのパートでは Inter BEE に出展した AWS ブースでの展示内容やブース内特別セッション、同時開催の AWS メディアセミナーにおける国内外ゲストによる最新事例を要約してご紹介しました。

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AWS ブース紹介

AWS ブースでは、コンテンツ制作、メディアサプライチェーン&アーカイブ、Direct-to-Consumer&ストリーミング、放送、データ活用&分析の 5 つの分野でソリューション展示を行いました。

コンテンツ制作

Camera to Cloud とクラウド編集という形でクラウドプロダクションの展示を行いました。具体的には ATOMOS CONNECT を始めとしたカメラからクラウドへ映像素材を直接アップロード可能なソリューションを展示しました。撮影が終了すると動画クリップが作成され、自動でクラウド上のコラボレーションツールへアップロードされるため、素材を遠隔地からも確認可能です。今回、ファイルの共有やコラボレーションには Frame.IO を用いました。アップロードされた素材は Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 上で動く Adobe Premiere Pro や Davinch Resolive Studio 等を用いることで、遠隔地から編集やグレーディング作業が可能です。

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メディアサプライチェーン&アーカイブ

お客様環境と AWS 間で大容量のデータ移行ができる AWS の物理デバイス・ソリューションとして、AWS Snow Family の展示を行いました。AWS Snowball Edge については 80TB の保存容量、衝撃に強いタンパールーフ、ラックマウント可能な特徴があり、このデバイスを AWS へ送り返すことで、お客様環境の映像素材を一括して AWS へ移行することが可能です。また、小型の AWS Snowcone については 8TB の保存容量を持ちつつバッテリー駆動が可能で、持ち運びやすい大きさとなっております。

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Direct-to-Consumer&ストリーミング

この展示では、AWS が提供する AWS Media Services と呼ばれる動画配信ソリューションを動画配信のフローに沿ってご紹介しました。Media Services はデジタルコンテンツの作成やトランスコード、配信を行うことが可能なメディアワークロードに特化したサービスです。例えば AWS Elemental MediaLiveAmazon Interactive Video Service (Amazon IVS) といったサービスを用いることで、ライブストリームを取り込み、Web を経由して配信することが可能で、AWS Elemental MediaTailor を用いるとダイナミック広告挿入やスケジュールに合わせて複数素材を切り替えること(チャンネルアセンブリ機能)が可能です。

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放送

この展示では、現在 AWS の目黒オフィスに放送機器から AWS へ映像ストリームをアップロード可能な「Media Lab」という実験環境を構築中であることをご紹介しました。Media Lab には PTP マスターやキャプチャデバイス、モニター等を設置予定の他、SMPTE ST 2110 による高解像度素材を AWS Direct Connect を経由して AWS へ送信できます。ライブプロダクションや放送局のマスタークラウド化等の検証で Media Lab をご利用いただけるのではないかと考えております。2023 年前半に運用開始予定で、エンドユーザ様やパートナー様向けの Workshop 開催等も検討中です。

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データ活用&分析

この展示では、AWS を使ったデータ活用&分析関連のソリューションを 3 つご紹介しました。Media2Cloud:クラウド上にメディアアセットを移行し、関連するメタデータを機械学習等の技術で自動で生成するソリューション。Media Replay Engine:クラウド上で動画のハイライトとリプレイを自動で生成するソリューション。Streaming Video Analytics:モバイルやセットトップボックスなどの再生デバイスからのメトリクスを収集し、分析・可視化するソリューション。

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【AWS メディアセミナー紹介】

AWS メディアセミナーではメディアワークフロー全体のトレンドやソリューション、国内外ゲストによる最新事例が紹介されました。開催報告ブログ(第一回第二回第三回)も併せてご覧ください。

メディア業界の最新動向とクラウドで実現するメディアソリューション

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 – 金目 健二(Day 1) / 石井 悠太(Day 2) / 安司 仁(Day 3)

このセッションではメディア業界の最新動向や国内外事例を紹介しました。例えばアメリカの ViacomCBS では 425 チャンネルものプラットフォームを AWS へ集約し、AI/ML サービスを用いて素材のメタ付けや将来予測機能を実現しています。また、Netflix ではリモートから低遅延で操作可能なワークステーション環境を世界中のクリエイターに提供し、リモートワークを実現しています。セッション中ではその他国内外における事例や AWS クラウドの特徴についてもご説明しました。

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AWSで映像プロダクション業務をクラウド化!実例を交えてわかりやすくご紹介

株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム – 都川 眞栄 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 – 門田 梓 / 金目 健二

映画「すずめの戸締まり」の映像制作において、ストレージに Amazon FSx for Windows、レンダリングファームに AWS Thinkbox Deadline を採用いただいた経緯やその効果についてご紹介いただきました。セッションの中では、「できるだけクラウドに収容する。こういった構成にすることが、意外にもコストパフォーマンスが高いのではないか」とのご感想もいただきました。

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現場報道・スポーツの現場における最新クラウド活用事例 ~日本テレビ放送網、TBS テレビ、テレビ朝日による事例紹介~

日本テレビ放送網株式会社 – 小池 中 氏
株式会社 テレビ朝日 – 近藤 佑輔 氏
株式会社 TBS テレビ – 吉田 洸 氏
株式会社 TBS テレビ – 稲川 太郎 氏

各局より、放送局の報道・スポーツの制作現場で広がる AWS の活用についてご紹介いただきました。日本テレビ放送網より取材から編集までの一連のフローを自動処理でき、報道・スポーツの現場で活用されている素材アップロードツールをご紹介いただきました。テレビ朝日より海外からのゴルフ中継においてインターネット回線を使いつつも低遅延・低ジッターで映像伝送を行った事例をご紹介いただきました。TBS テレビより情報カメラ映像を素早く放送・配信できるようにしたクラウド地震収録システム、様々なニュースサイトへ情報配信する際の手作業を減らして配信の迅速化を実現したニュース配信システム、そして高信頼性・高性能な報道支援システムの 3 つの事例をご紹介いただきました。

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AWS を活用したローカル 5G ソリューションを国内・海外事例を交えながらご紹介

Amazon Web Services, Inc. – 中村 哲也

このセッションではローカル 5G ネットワークの構築という観点で AWS の活用方法等についてご紹介しました。ケーブル業界の最新動向を踏まえたうえで AWS クラウドを活用したローカル 5G ソリューションの紹介、特に B2B における低遅延アプリケーションなどのグローバルでの事例をご紹介しました。

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Live ディストリビューションプロダクトの責任者が語るAWS メディアサービスの最新情報

Amazon Web Services, Inc. – Mike Cronk

AWSの LIVE プロダクト責任者である Mike Cronk より、クラウドベースのライブビデオワークフローの最新動向を紹介しました。また、AWS Media Services を使ったライブ制作ワークフローや、UHD の OTT ストリーミング配信ワークフローの実装方法について、実際のお客様の活用事例を多く交えてご説明しました。

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Amazon IVS で始める低遅延ライブ映像配信とユースケース

Amazon Web Services, Inc. – Regina Rossi

製品責任者の Regina Rossi より、設定不要で低遅延のライブ動画ストリーミングを簡単に配信可能な Amazon IVS について、その機能とお客様導入事例を紹介しました。IVS は簡単に低遅延配信を始められるだけでなく、時限メタデータの発火 API やチャット機能等も有していることから、バーチャルイベントやインタラクティブな Web コマース等でも採用されています。

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AWS で実現するストリーミングサービスの収益化

Amazon Web Services, Inc. – Jamie Duemo

DTC and Monetization, Broadcast 領域の Strategy Leader を務める Jamie より Direct-to-Consumer&ストリーミング領域における最新の技術動向やお客様事例について Stream、Secure、Customize、Monetize の 4 トピックに分けてご紹介しました。OTT ビジネスに携わられている、これから OTT ビジネスを立ち上げようと検討されているお客様のヒントとなるような情報が色々と含まれております。

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放送の革新: クラウドによるライブプロダクション、プレイアウト、配信ワークロードの改革と海外事例の紹介

Amazon Web Services, Inc. – Jamie Duemo

こちらも Jamie より、放送領域における最新の技術動向やお客様の事例についてご紹介しました。Live Production, Playout and Next-Gen Distribution という切り口で、放送に直結する業務領域について、パートナー様ソリューションや AWS サービスも含めた構成例、効率的なオペレーション、サービスの耐久性・弾力性、サステナビリティ、新たな視聴体験等のトピックについて幅広くご紹介しました。

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セキュアなコンテンツ配信- 最新の攻撃トレンドと対策アプローチ

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 – 長谷川 純也

このセッションではサイバー攻撃の現状と、それらを防御、セキュアにコンテンツ配信する方法について紹介しました。AWS ではキャッシュサーバを利用してオリジンサーバの負荷を軽減・保護する CloudFront や、アプリケーションの脆弱性を狙った攻撃等からリソースを保護する AWS WAF、DDoS 攻撃による影響を緩和する AWS Shield 等のエッジネットワークサービスを提供しています。また、これらサービスを組み合わせて安全な形でメディア配信できるソリューションも提供しています。

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【特別セッション紹介】

AWS ブース内でお客様にご登壇いただき、AWS の活用事例を紹介していただきました。

「どうでしょうエアキャラバン」におけるライブコマースシステムの開発

北海道テレビ放送株式会社 – 三浦 一樹 氏

北海道テレビ放送より「どうでしょうエアキャラバン」におけるライブコマースシステムの開発についてご紹介いただきました。ライブコマースイベントに係る配信や EC のシステムは全て内製開発で AWS 上に構築されました。イベントを重ねる中で徐々に改善を重ねていくことで、技術スタックも大きく変化し、事業へ貢献することができているとのことでした。これが高く評価され、2022 年民放連賞の技術部門で奨励賞を受賞されました。

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CG プロダクション SAFEHOUSE が Unreal Engine 5 x クラウドで実現した映像制作

SAFEHOUSE, inc. – 鈴木 卓矢 氏 / 嶋岡 薫子 氏

SAFEHOUSE より、ゲームエンジン Unreal Engine 5 をクラウドで実現したリアルタイム映像制作とその使用感、そして今後の可能性についてご紹介いただきました。ゲームエンジンの進化によってリアルタイム映像制作が注目を浴びていますが、高品質な制作を快適に行うには高スペックの PC が必要になります。そこでクラウドを活用することで、アーティストに対していつでも利用できる高スペックな仮想ワークステーションや高速ストレージ、スケーラブルなレンダリング環境を提供できるようになったそうです。

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「ジャパンラグビー リーグワン」映像管理システムにおける AWS 活用事例

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 – 室口 裕 氏 / 澤 健生 氏

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会より「ジャパンラグビーリーグワン」 映像管理システムにおける AWS 活用事例をご紹介いただきました。即時的に様々な種類・用途へ映像を提供するために M2A Connect というワークフロー管理サービスを導入され、スタッツ情報の取得や EDIUS を用いたクラウド編集、アーカイブ、ライブ配信等の機能を併せ持つ映像管理システムを AWS 上に構築されました。AWS 採用の理由について、細かな要望や機能追加、改修に対応可能なパートナーの存在、クラウドの特性、従量課金制によるコストの見える化等を挙げていただきました。

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おわりに

本ブログでは、2023 年 1 月 26 日にメディア&エンターテインメント業界のお客様を主な対象として開催された AWS re:Invent 2022 と Inter BEE 2022 の Recap セミナーの内容をご紹介しました。
本セミナーにご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。参加いただけなかった方も、本ブログから動画や資料に触れることで、今後の AWS 活用のヒントになりましたら幸いです。

参考リンク

AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)
AWS のメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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本ブログは Solutions Architect 安部が担当しました。