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AWS Japan Staff

Author: AWS Japan Staff

より良いがん治療を目指して – Fred Hutchinson がん研究センターとの共同作業

Jessica Beegle 氏と Christopher Crosbie 氏による刺激を与える経験談。 – Jeff; がん研究の科学は、新たな学術分野を取り込みながら進化を続けています。例えば、化学療法、増幅放射線治療、および発がん性物質特定のための疫学分野の進歩がこれに含まれます。また病理学によって、病気の様々な症状に対する理解が深まってきています。 コンピュータサイエンスの原則は、がんについての理解と治療方法の探求において、比較的新しい切り口となっています。コンピュータサイエンスに求められているのは、特定の DNA の差異が、がんとどのように関連しているかを解読し、それぞれの患者に対してどのような治療法が最も効果的かを解明することです。ゲノミクスと呼ばれる DNA 研究には、非常に巨大なデータ処理能力が求められるため、この種のタスクを処理するにはコンピュータサイエンスが最適でしょう。実際、科学者たちは、ゲノミクスによって 2025 年までに天文学、YouTube、Twitter を上回るデジタル情報が生成されることを予言しています。 現在はこのようなデータの収集、分析、視覚化のために開発されるソフトウェアの多くが、異なる IT システム、研究施設、ヘルスケア機関、および政府機関といった組織の中で生み出されています。これらの隔たりによって、科学上の発見のスピードが著しく阻害されています。 シアトルにある Fred Hutchinson がん研究センターの研究者たちは、この状況を変えようとしてきました。Fred Hutchinson がん研究センターのヒト生物学部門、および固形腫瘍トランスレーショナルリサーチの理事 Eric Holland 医学博士が率いる研究チームは、分子および医療データの分析ツールの使用と開発を目的とした、Oncoscape と呼ばれるオープンソースウェブアプリケーションを開発しました。Oncoscape により、研究者たちは新たなパターンや関連性を発見できるようになり、さらなるがん研究の発展が可能になりました。 コンピュータサイエンスの現在の技術を活用するため、Oncoscape チームは Github および AWS を採用しました。それにより、Github が提供するコード共有プラットフォームと、AWS が提供するクラウドコンピューティング機能を組み合わせ、相乗効果をもたらすことが期待されました。Holland 博士は次のように語っています。 Oncoscape をクラウドにホスティングすることにより、ソフトウェアの変更および再デプロイが容易になり、開発チームは研究コミュニティのニーズにすばやく対応できます。世界のどこからでもサイトに安全にアクセスできることを知っているので、データのビジュアル化で何が可能になるか、がん研究で協働するためどのように共通のプラットフォームを活用できるかを共同研究者たちに示すことができます。 Oncoscape の AWS デプロイを支援した IT ソリューションアーキテクトの Robert McDermott 氏は、「AWS はプロジェクトのニーズにすばやく対応する上で非常に有能で信頼でき、柔軟性に富むプラットフォームだ」と述べています。さらに、成熟度、信頼性、サービスの幅広さ、およびセキュリティが、AWS を使用する強力な理由となったと述べています。 Oncoscape は […]

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週間 AWS – 2016 年 4 月 4 日

先週 AWS の世界で起こった出来事を振り返ってみましょう。 月曜日 4 月 4 日 EC2 Run Command 用の 2 つの新しい事前定義コマンドとオープンソースエージェントを発表しました。 Spark 1.6.1、更新された Hadoop と Presto、および S3 SSE-KMS のサポートが利用できる Amazon EMR のリリース 4.5.0 を発表しました。 AWS Compute Blog が、CloudWatch および Lambda の使用による Route 53 用の動的 DNS の構築についての記事を掲載しました。 AWSome Blog が、Amazon Kinesis Streams についての記事を掲載しました。 BotMetric が AWS インフラストラクチャを美しく視覚化する方法を掲載しました。 CloudCheckr が、AWS のセキュリティをシンプルにする方法について、パート 1、パート 2、パート 3 […]

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Redshiftアップデート:COPYやUNLOADでIAMロールを指定可能に

Amazon Redshiftにデータを読み込む際(COPY)やエクスポートする際(UNLOAD)、その読み書き先(S3)に対してのアクセスを実現するため、これまではCOPYやUNLOADコマンドの引数にIAMのキー情報(アクセスクリデンシャル)を付与する必要がありました。 これが拡張され、Redshiftクラスターに対してIAMロールを付与して、その付与したロールでCOPY、UNLOADができるようになりました。以下がリリースノートの翻訳です。 1つ、もしくは複数のAWS Identity and Access Management (IAM)ロールをRedshiftクラスターにアサインし、データロードやエクスポート時に使用することが可能になりました。Redshiftクラスターはデータロード時(COPYコマンド)やエクスポート時(UNLOADコマンド)に指定されたIAMロールを使用し、結果としてRedshiftから各種AWSサービス(S3等)への操作時に確実にクリデンシャルを利用することになります。IAMロールを使うことで、SQLにAWSアクセスクリデンシャルを埋め込む必要がなくなり、クラスターのセキュリティを向上し、データのロードやエクスポートをシンプルにします。 Redshiftクラスターは長い時間の(COPYやLOAD)オペレーション時には、定期的にIAMロールを再アシューム(Re-assume)します。つまり、暗号化キーを使ったCOPY、UNLOADする場合においてもコマンドは変更されていません。   リリースノート(原文):https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2016/03/amazon-redshift-now-supports-using-iam-roles-with-copy-and-unload-commands/ 翻訳:下佐粉 昭(@simosako)

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ヒッグス粒子を発見した実験で自然界の調査に AWS を使用

同僚の Sanjay Padhi は AWS サイエンティフィックコンピューティングチームの一員です。Sanjay は、重要な科学的発見に役立つコンピューティングリソースを AWS がどのように提供したかに関するゲスト投稿を行いました。 – Jeff 質量の起源への洞察を提供する上で重要な役割を担うヒッグス粒子 (神の粒子と呼ばれることもある) は、2012 年に、スイスのジュネーブにある CERN の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) で、世界最大の実験装置である ATLAS および CMS により発見されました。この発見の基盤となる理論を提唱した研究者たちは、2013 年ノーベル物理学賞を受賞しています。 フランスとスイスの国境にまたがって地下深くに設置されている LHC は、世界最大 (全周 17 マイル) でこれまでにない高エネルギーの粒子加速器です。これにより、これまで探求してきたいかなる人間の発明よりも小さいスケールで自然界を探ることができます。 実験から生データへ 高エネルギー粒子の衝突により、質量はエネルギーに変換され、その後質量に再変換されて、新しい粒子が作り出されます。この粒子が CMS 検出器で観察されます。この検出器は長さ 69 フィート、幅 49 フィート、高さ 49 フィートで、フランスのセシー村近くにある地下 328 フィートのトンネルに設置されています。CMS からの生データは 1 秒あたり約 1 ペタバイトの割合で 25 ナノ秒毎に記録されます。 CERN Tier 0 データセンターで生データをオンラインおよびオフライン処理した後、そのデータセットは 48 […]

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New – AWS CloudFormation の変更点

AWS CloudFormation を使用すると、AWS リソースのコレクション (「スタック」) を制御された予想可能な方法で作成、管理、および更新できます。CloudFormation を使用して、本番ワークロードを稼働するためのスタックの更新が 1 日に何十万回も実行されています。お客様は、初回のテンプレートを定義した後、要件が変わるとテンプレートを修正します。 通常「コードとしてのインフラストラクチャ」と呼ばれるこのモデルを使用すると、開発者、アーキテクト、および運用担当者の各チームが AWS リソースのプロビジョニングと構成を詳細に制御できるようになります。この制御と説明責任の詳細さは、CloudFormation を使用する際に最もはっきりとわかる利点の 1 つです。ただし、CloudFormation には、それほどはっきりとはわからないものの、同じくらい重要な利点がいくつかあります。 整合性 – CloudFormation チームは、AWS チームと連係して、リソースの作成、更新、および削除のセマンティクスについて、新しく追加されたリソースモデルでも整合性を保つようにしています。また、EBS ボリュームや RDS ボリュームの暗号化用の KMS キーなど、関連リソースの再試行、べき等性、および管理について説明できるようにしています。 安定性 – どのような配信システムでも、結果整合性に関連する問題は頻繁に発生し、必ず対処する必要があります。CloudFormation チームではこのような問題を十分認識しており、変更のプロパゲーションが必要な場合には、配信を実行する前に、自動的にそのプロパゲーションが完了するのを待つ仕組みになっています。多くの場合、CloudFormation チームはサービスチームと連係して、API と成功シグナルが CloudFormation で適切に使用できるよう調整されていることを確認します。 均一性 – CloudFormation では、スタックが更新される際に、インプレース更新とリソース置換のいずれかが選択されます。 この作業はすべて一定の時間がかかり、関連サービスが公開または更新される前にテストを完了できない場合もあります。 更新のサポートの向上 先述のように、AWS の多くのお客様が、本番スタックの更新を管理するのに CloudFormation を使用しています。お客様は、既存のテンプレートを編集 (または新しいテンプレートを作成) した後、CloudFormation の更新スタックオペレーションを実行して、変更を有効にします。 新しいテンプレートやパラメータ値に合わせてスタックが更新される際に CloudFormation が実行する変更の詳細について知りたい、というお問い合わせが、多くのお客様から寄せられています。変更のプレビューを行い、その変更が期待通りであることを確認してから、更新を実行するためです。 CloudFormation のこの重要なユースケースに対応するために、「変更セット」という概念を導入しました。変更セットを作成するための第 1 段階として、お客様は、更新対象のスタックに対する変更内容を送信します。CloudFormation では、更新対象のスタックが新しいテンプレートやパラメータ値と比較され、変更セットが作成されます。お客様は、この変更セットを確認してから、適用 […]

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週間 AWS – 2016 年 3 月 28 日

先週 AWS の世界で起こった出来事を振り返ってみましょう。 月曜日 3 月 28 日 AWS Security Blog が、AWS CloudTrail を使用してフェデレーションユーザーを簡単に識別する方法を掲載しました。 BotMetric が、AWS セキュリティベストプラクティスの投稿シリーズに、データセキュリティと検出サービスについての 2 つの投稿を新たに追加掲載しました。 Evident が、AWS 用のプログラムによるセキュリティの自動化についての記事を掲載しました。 Cloud Academy が、AWS DevOps Pro 試験に合格するのに役立つヒントを掲載しました。 Cloudonaut が オブジェクトストアとしての Amazon S3 の活用法を掲載しました。 Gorillastack が、より多くのコンピューティングリソースを Amazon EC2 スポットインスタンスに移行する必要がある理由を掲載しました。 The Register が、Amazon WorkSpaces のリリース後のこの 2 年間を振り返る記事を掲載しました。 火曜日 3 月 29 日 AWS CloudFormation で変更セットが利用できるようになったことを発表しました。 Amazon […]

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ElastiCache for Redis の更新 – エンジンのアップグレードとスケールアップ

Amazon ElastiCache は、クラウド内のインメモリデータベースのデプロイ、運用、スケールの実行を簡単にするサービスです。ご存知のとおり、ElastiCache では Memcached エンジンと Redis エンジンがサポートされています。 Redis 向けの強化 本日、Redis ベースの ElastiCache クラスターがより詳細に制御できるようになる、ElastiCache の更新をローンチしました。You can now scale up to a larger node type while 保存された情報を ElastiCache に保持したまま (ベストエフォートベース)、より大きなノードタイプにスケールアップできるようになりました。ElastiCache for Redis のエンジンバージョンのアップグレードはこれまでずっと可能でしたが、保存された情報を保ったままでこれを実行できるようになりました。これらの変更は、両方とも、即時適用またはクラスターのメンテナンス期間の適用が実行できます。 ElastiCache for Redis のスケールアップとエンジンアップグレードのために、見えないところでさまざまな戦略が活用されています。スケーリングは Redis レプリケーションをベースにしています。エンジンのアップグレードでは、マルチ AZ がオフになったときにまずフォアグラウンドのスナップショットが使用され (SAVE)、マルチ AZ がオンのときにレプリケーションに続いて DNS スイッチが実行されます。 大きなノードタイプにスケールアップするには、AWS マネジメントコンソールで [Cache Cluster] を選択し、[Modify] をクリックします。新しい [Node Type] を選択し、変更を即時適用するかどうかを決定してから、[Modify] をクリックします。 […]

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Airbnb – AWS で宿泊業界の新しいスタイルをつくる

Airbnb は、わずか数人のすばらしい着想が業界全体を大きく変えることがあることを示す、典型的なストーリーです。2008 年にスタートして以来、これまでに 8000 万人の客が Airbnb を利用して 190 以上の国にある 200 万軒以上の家に宿泊しました。最近では、全世界からの旅行者のため、キューバに 4000 軒の家をオープンしました。同社はまた、早くから AWS を活用してきました。 ゲストによる以下の投稿の中では、Airbnb エンジニアリングマネージャーである Kevin Rice 氏が、スタートアップにおいて AWS がどれほど重要な役割を担ったか、そしてどのようにその重要な位置にとどまっているかを解説しています。 – Jeff PS – スタートアップが AWS を利用してビジネスを展開する方法の詳細についてもご覧ください。 初期 当社の創設者たちは、Airbnb を成功させるために、スピーディーかつリーンであることが必要だと認識していました。これには、インフラストラクチャに投じる時間とリソースを最小化することが不可欠です。当社のチームは、ベーシックなホスティングについての業務にではなく、ビジネスを離陸させることに集中することが必要でした。 幸いなことに、ちょうどそのとき、アマゾン ウェブ サービスにはコンピューティングとストレージにおいて非常に成熟したサービスが構築されていたため、当社のスタッフは他の人からのサポートや最小使用要件に気を使うことなく、サーバーを立ち上げることができました。同社のクラウドコンピューティング機能のほぼすべてを AWS に移行することが決定されました。スタート当初の小さな企業では、利用できるリソースを可能な限り活用する必要があります。当社の従業員たちは、ビジネスを成功させるために替えのきかないところに注意を集中したいと考えていました。 Airbnb では、Amazon EC2 や Amazon S3 といった AWS の基本サービスの多くをすばやく導入しました。当初の MySQL データベースは Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) に移行されました。RDS […]

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Amazon RDS for SQL Server – Windows認証のサポート

このブログの常連読者の方は私がAmazon Relational Database Service (RDS)の大ファンであることをご存じだと思います。マネージド型のデータベースサービスとして、リレーショナルデータベースのセットアップ、実行、そしてスケーリングといった日常業務の面倒を見てくれます。 2012年にはじめてSQL Serverのサポートをローンチしました。それからSSLサポート、メジャーバージョンアップグレード、透過的なデータ暗号化、そしてMulti-AZといった多くの機能を追加してきました。これらの機能はRDS for SQL Serverの適用範囲を広げてより多くのユースケースへの扉を開きました。 多くの組織ではアカウントのクレデンシャルとそれに関連するアクセス権をActive Directoryに保管しています。ディレクトリによりこの情報に対する単一で一貫性のあるソースを提供し集中管理を可能にします。AWS Directory Serviceを使用してAWSクラウド上でMicrosoft Active DirectoryのEnterprise Editionを実行することができますので、次のステップにすすむときです! Windows認証のサポートAWS Directory Service for Microsoft Active Directory (Enterprise Edition)に保存されたクレデンシャルを使用してAmazon RDS for SQL Serverに対するアプリケーションの認証ができるようになりました。同じディレクトリにすべてのクレデンシャルを保持することでそれぞれのコピーをさがして更新する必要がなくなるため時間と手間の節約になります。 SQL Serverを実行するデータベースインスタンスを新規に作成するときにこの機能を有効にしてActive Directoryを選択することができます。既存のデータベースに対して有効にすることもできます。こちらが新規にデータベースインスタンスを作成するときにディレクトリを選択するやり方です(新規にディレクトリを作成することもできます): より詳細は、Using Microsoft SQL Server Windows Authentication with a SQL Server DB Instanceを読んでください。 いますぐ利用可能この機能はUS East(北バージニア)、US West (オレゴン)、Europe(アイルランド)、Asia Pacific(シドニー)、Asia Pacific(東京)、そしてAsia Pacific(シンガポール)リージョンでいますぐ利用可能ですので今日からつかいはじめることができます。この機能に追加費用はありませんが、AWS Directory Service for […]

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データの暗号化をシンプルにし、アプリケーションの可用性を向上する新しいAWS Encryption SDKの利用法

本日、AWSの暗号化チームは AWS Encryption SDKを発表します。この新しいSDKによって、開発者は、アプリケーションのセキュリティに影響を及ぼしうるエラーを最小化しながら容易に暗号化を実施できます。新しいSDKはAWSのお客様でなくてもご利用いただけますが、AWSのお客様にとってすぐに利用可能なサンプルが含まれています。   暗号化を行う際、開発者は次の2つの問題によく直面します: どのように正しく暗号鍵を生成し、利用するか 利用後、鍵をどのように保護するか 新しいAWS Encryption SDKによって提供されるライブラリは、ユーザーの開発環境で利用可能な暗号化プロバイダを利用し、低レベルの詳細な部分を透過的に実装することで1つ目の問題に対応します。また、どのように鍵を保護したいかを選択できる直感的なインターフェースを提供することで2つ目の問題への対応を手助けします。開発者は、暗号化の複雑性ではなく構築しようとしているアプリケーションコアにフォーカスすることが出来ます。この記事では、AWS Encryption SDKを利用してどのようにデータの暗号化プロセスを簡素化できるか、単一のリージョンあるいは鍵管理ソリューションに縛られない、アプリケーションの可用性を改善するのに役立つ方法でどのように鍵を保護できるかについてお伝えします。   エンベロープ暗号化と新しいSDK AWS Encryption SDKを利用する際に理解しておくべき重要なコンセプトは、エンベロープ暗号化(ハイブリッド暗号化としても知られています)です。アルゴリズムが違えば強度も異なり、単一のアルゴリズムで全てのユースケースにフィットするものは有りません。例えば、(RSAやAWS Key Mangement Service [KMS]などの)優れた鍵管理の特性を持つソリューションは、大容量のデータに対してはあまり有効ではありません。エンベロープ暗号化は、(AES-GCMのように)大容量データに適した単一用途のデータキーを使ってバルクデータを暗号化することでこの問題を解決します。エンベロープ暗号化ではその後、鍵管理に適したアルゴリズムや他のソリューションを使ってデータキーを暗号化します。 エンベロープ暗号化のもう一つの優位性は、複数の受信者で復号化できるようひとつのメッセージを暗号化できることです。全員で鍵を共有(これはたいていセキュアではありません)したり、全体のメッセージを複数回暗号化したり(これは現実的ではありません)するのではなく、データキーだけがそれぞれの受信者の鍵を使って暗号化されます。これによって重複した処理を顕著に削減でき、複数の鍵を利用した暗号化がより実用的になります。   エンベロープ暗号化の問題点は実装の複雑さです。全てのクライアントはデータフォーマットの生成および構文解析ができ、複数の鍵とアルゴリズムをハンドルでき、理想的には妥当な範囲で前方および後方互換性を保てる事が必須になります。   AWS Encryption SDKはどう役立つのか? AWS Encryption SDKは、セキュアなアルゴリズムの組み合わせ(将来的に拡張可能)をサポートし、マスターキーのタイプやアルゴリズムの制限が無い、慎重にデザインされレビューされたデータフォーマットを採用しています。AWS Encryption SDK自身は、KMS、および AWS CloudHSMやその他の PKCS #11デバイスを含むJava Cryptography Architecture (JCA/JCE)を直接サポートするpoduction-readyなリファレンスJava実装です。他言語でのSDKの実装については現在開発中です。 AWS Encryption SDKの一つの利点は、低レベルの暗号処理はSDKで取り扱われるため、データの移動にフォーカスすることができることです。次に、パワフルでセキュアなマルチリージョンソリューションを構築する簡単なコードを示します。   Example 1:高可用性のためにアプリケーションの機密データを複数リージョンのKMSマスターキーで暗号化する 高可用性アプリケーションのベストプラクティスの一つは、複数のアベイラビリティゾーンだけではなく複数のリージョンでデプロイすることです。KMSはリージョンをまたがってカスタマーマスターキー(CMK)を共有できないため、データがKMSで暗号化されている場合にはこのようなデプロイメントは困難です。エンベロープ暗号化では、異なるリージョンの複数のKMS CMKを使ってデータキーを暗号化することでこの制限に対するワークアラウンドを取ることができます。各リージョンで稼働するアプリケーションは暗号文の復号化を行うために、高速で信頼性の高いアクセスのためにローカルのKMSエンドポイントを利用することができます。 このドキュメントの全ての例において、 IAM roles for EC2を設定したAmazon EC2インスタンスが稼働していることを想定しています。IAM […]

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