Amazon Web Services ブログ

Category: Technical How-to

Amazon DynamoDB のプロビジョンドキャパシティを使用した突発的なトラフィック増加への対処

テーブルでプロビジョンドキャパシティを使用する場合、突然のリクエストトラフィックの増加 ( スパイク ) に対して、スロットルされることなく対処するための最善の方法を検討するのは課題の一つです。スロットルは、リクエストレートが設定された制限を超えたことを DynamoDB が検知した場合に発生するサービス応答です。たとえば、テーブルの書き込み容量ユニット ( WCU ) を 10,000 にプロビジョニングしており、トラフィックが 20,000 を消費するレートでアクセスされた場合、やがてスロットルが発生し、スロットルされたリクエストを処理するためリトライをする必要があります。
突発的かつ長時間続くトラフィックスパイクほど、テーブルにスロットルが発生する可能性が高まります。ただし、突発的なトラフィックに対して、スロットルの発生を避けることができないわけではありません。ここでは、トラフィックのスパイクに対処するための 8 つの設計と、それぞれの利点と欠点を紹介します。

AWS Step Functions の Distributed Map と再実行機能を使用した効率的な ETL パイプラインの構築

AWS Step Functions は、完全マネージドのビジュアルワークフローサービスで、AWS Glue、Amazon EMR、Amazon Redshift などのさまざまな抽出・変換・読み込み (Extract, Transform, Load; ETL) テクノロジーを含む複雑なデータ処理パイプラインを構築できます。Step Functions では、失敗、中止、タイムアウトしたステートからワークフローを再実行できるようになりました。この投稿では、Step Functions のDistributed Map ステートを使用して、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) のテーブルからデータをエクスポートする ETL パイプラインジョブをご紹介します。その後、障害をシミュレートし、新しい失敗したステートから再実行する機能を使用して、障害が発生したタスクを障害発生地点から再起動する方法をデモンストレーションします。

Amazon EC2 に Java 版 Minecraft サーバーをセットアップ

本記事では、個人用の Java 版 Minecraft サーバーを AWS 上にデプロイする方法をご紹介します。サーバーを AWS にホストすることで、自宅サーバーを使用した際に伴う、一般的なネットワーク上の課題やセキュリティ上の懸念を解消することができます。また、仮想マシンを制御できるため、任意の MOD やプラグインを構成することができます。今回は、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2) を使用して、友人と一緒に使用できる Minecraft サーバーを稼働させます。本記事で、コストの最適化についての説明は省きますが、サーバーのコストを削減する方法はたくさんあります。

SAP HANA の高可用性テストを自動化

アプリケーションの耐障害性を理解し、デプロイされたアプリケーションが目標復旧時間を満たしていることを確認するには、高可用性テストが必要です。多くの組織では、監査プロセスへの準拠を維持するために、高可用性構成を時々テストする必要もあります。このブログで詳しく説明されているソリューションは、AWS SAP プロフェッショナルサービスチームが多くのお客様と共同で行った SAP HANA ワークロードの高可用性クラスタのデプロイとテストを自動化した結果です。これらのテストシナリオを自動化し、チームの時間を大幅に節約し、監査プロセスのコンプライアンスを維持するための出発点として使用できるサンプルコードを共有します。

AWS IoT Greengrass V2 コンポーネントを使用した Amazon Kinesis Video Streams への産業用メディアの取り込み

このブログでは、AWS IoT Greengrass V2 コンポーネントを活用し、企業が数百の IP カメラからのメディアを Amazon Kinesis Video Streams に取り込む方法が詳細に説明されています。ライブストリーミング、オンデマンドビデオアップロード、ローカルキャッシュなどの機能を含む Kinesis Video Streams の利用に焦点を当て、具体的なデプロイ手順やスケーリングの考慮事項も提供されています。これにより、企業は様々な業界での利用を想定したスマートビルディングソリューションを構築できます。

Amazon Verified Permissions によるビジネスアプリケーションにおけるエンタイトルメントサービスの構築

こちらのブログでは、アプリケーション開発者とアクセス管理者がアプリケーション内でユーザのアクセス承認を取り扱う際に直面する一般的な課題と、Amazon Verified Permissionsがこれらの課題を解決する方法について説明します。そして、支払管理などのユースケースに Verified Permissions を組み込むための統合的なガイドを提供します。最後に、きめ細かく、様々なケースに適応でき、アプリケーションの外部から管理されるアクセス制御システムの利点について議論します。

AWS IAM Identity Center における許可セットの管理とアカウント割り当ての委任

こちらのブログでは、AWS IAM Identity Center(AWS Single Sign-On の後継)を使用して、許可セットとアカウント割り当ての管理を委任する方法をご紹介します。日々のユーザーと権限の管理を委任することで、チームはより速く動き、中央集権的なアイデンティティ管理者の負担を軽減できます。

EC2 Fleet と IBM Spectrum LSF による HPC デプロイの最適化

ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) のワークロードは、ビッグデータ、先端プロセスノードのチップ設計を行うための電子設計自動化 (EDA)、および高精度検証の出現により複雑化しています。企業は HPC における絶え間なく増大するコンピューティング需要に対応するため Amazon Web Services (AWS) を採用しています。Hyperion Research の Worldwide HPC in the Cloud Forecast 2020-2026 (2022年6月) によると、今後 5 年間で HPC クラウドへの投資がオンプレミスを上回ると予測されています。
AWS は HPC のお客様のクラウド導入の障壁を下げ続けています。EC2 Fleet は Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスのグループを起動することを可能にし、事実上あらゆるワークロードに対して、安全でサイズ変更可能なコンピュートキャパシティを 1 回の API コールで提供します。人気の高い HPC ワークロードマネージャである IBM Spectrum LSF は EC2 Fleet を Resource Connector モジュールに統合しました。LSF で EC2 Fleet がサポートされたことで、単一のテンプレート構成で柔軟なアーキテクチャを実現できるようになり、運用のオーバーヘッドが削減されました。EC2 Fleet API は数万台の Amazon EC2 インスタンスを備えた HPC クラスタを、数時間ではなく数分でプロビジョニングするのに役立ちます。
この記事では EC2 Fleet を LSF でアクティベートする手順を説明します。