Amazon Web Services ブログ

Category: Amazon EC2

EC2 Run Commandアップデート – コマンドの管理と共有など

EC2 Run CommandはEC2インスタンスを便利にスケーラブルなやり方で管理することを可能にします(より詳細な情報は、わたしのブログ記事、New EC2 Run Command – Remote Instance Management at Scaleを参照してください)。 本日、この機能にいくつかの機能強化があります: ドキュメント管理と共有 – カスタムのコマンドドキュメントを作成してほかのAWSアカウントまたはすべてのAWSユーザーに共有することができます。 事前定義コマンドの追加 – いくつかのあたらしい事前定義コマンドを使用してWindowsインスタンスの管理をシンプルにできます。 オープンソースのエージェント – インスタンス用エージェントのLinux版がGitHubのオープンソース形式で利用可能です。 ドキュメント管理と共有 Run Commandから実行するコマンドドキュメントの管理と共有ができるようになりました。これによって変動性を削減してエラーの元を取り除くことができるため管理プロシージャーに追加の厳格性をもたらします。さらにほかのAWSユーザーによって作成され共有されたコマンドドキュメントを利用することも可能です。 この機能はお客様からいただいたいくつかのシナリオをサポートするよう設計されました。あるお客様はひとつのアカウントでドキュメントを作成して同じ組織のなかにあるほかのアカウントに共有したいと思っていました。ほかのお客様は共通のタスクをパッケージして広いコミュニティに共有したいと思っていました。AWSパートナーは共通のセットアップとオファリングに固有の管理タスクをカプセル化したいと思っていました。 こちらが自分のドキュメント、公開されたドキュメント、そして自分に共有されたドキュメントを参照する方法です:   ドキュメントをクリックして内容を確認することができます: そしてどのようなパラメータがあるのかがわかります: さらに実行する前にドキュメントを調べることができます(とくにドキュメントが共有されたものである場合、これは強く推奨されたベストプラクティスです): あたらしいコマンドを作成することができます(ビルトインのAWS-RunShellScriptコマンドをシンプルにしたバージョンを使用しています): 最後に、アップロードしてテストしたドキュメントを共有できます。パブリックまたは特定のAWSアカウントに共有可能です: この機能に関する詳細はCreating Your Own Commandを参照してください。 事前定義コマンドの追加 多くのAWSのお客様はMicrosoft Windowsが稼動しているEC2インスタンスの保守と管理にRun Commandを使用しています。いくつかの共通オペレーションをシンプルに合理化するために設計された4つのあたらしいコマンドを追加しました: AWS-ListWindowsInventory – インスタンス上のインベントリ情報を収集します(オペレーティングシステム、インストールされたアプリケーション、そしてインストールされたアップデート)。結果はS3バケットに保存できます。 AWS-FindWindowsUpdates – 適用されていないWindows Updateをリストします。 AWS-InstallMissingWindowsUpdates – 適用されていないWindows Updateをインストールします。 AWS-InstallSpecificWindowsUpdates – Knowledge […]

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Amazon EBSのアップデート – 新たなスループット最適化ボリュームとコールドボリューム

AWSチームは料金とパフォーマンスの両面でイノベーションを起こし、その成果をサービスという形でお客様にご提供する方法がないか日夜検討しています。多くの場合、こういった取り組みは経済的な要素と技術的な要素の間のジレンマに直面することになります。 AWSに限らずとも、こういったジレンマは頻繁に目にすることができます。たとえばストレージにおけるHDDとSSDのトレードオフはその良い例でしょう。今日のSSDをHDDと比較すると、SSDには価格あたりのIOPS値や1GBあたりのデータ転送スループット、レイテンシの短さという点で優位性があります。だからといってHDDに優位性が無いかというとそうではなく、記録密度向上のおかげで容量あたりのコストの面では大きな優位性があります。ただし、これは裏を返せばインタフェースのスループットが同じであれば、1GBあたりのスループットが低下するということにつながります。この種のジレンマはよくあることですが、我々はこれをひとつのチャレンジするべき課題であると考え、「コスト効率の高いHDDを利用してビッグデータやログデータ処理といった用途で使える、高いスループットを安定的に発揮するEBSを作ることができないか?」と自問自答してみました。 その結論は『できる』です。 本日、低コストと高スループットという2つの要素を両立させた、2種類の新たなボリュームタイプを発表いたします。これらのEBSボリュームタイプは磁気ディスクを利用しており、EC2インスタンスやAmazon EMRクラスタと組み合わせて利用することが可能です。(料金は発表時点の東京リージョンのものです。他リージョンについてはEBSの料金ページをご参照ください) スループット最適化HDD(st1) – 高スループットを必要とするワークロード(MapReduce、Kafka、ETL処理、ログ処理、データウェアハウスなど)向けのタイプ; 1GBあたり月額0.054ドル コールドHDD (sc1) – 同様のワークロードでアクセス頻度が低いユースケース向け; 1GBあたり月額0.03ドル 既に多くのお客様にご利用頂いている汎用SSD(gp2)と同様に、これらの新規ボリュームタイプにはベースパフォーマンスとバーストパフォーマンス、バーストクレジットの概念があります。SSDベースのボリュームタイプはIOPSでその性能が表現されていましたが、こちらはスループットで表現されます。ベースパフォーマンスのみならず、バーストパフォーマンスもプロビジョンした容量に応じて下記のルールに従って変わっていきます。 スループット最適化HDD (st1) – 1TBあたり250MB/秒で最大500MB/秒まで コールドHDD (sc1) – 1TBあたり80MB/秒で最大250MB/秒まで EBS進化の歴史 AWSのサービス開発は、お客様のフィードバックが重要な要素となっています。新たなサービスや機能は、多くのユースケースに幅広く適用可能で汎用的なソリューションとして登場します。サービスの立ち上げ後、お客様のユースケースや頂戴したフィードバックを元にサービス改善のプランを立案し、開発に着手します。これによって、初期リリースでは汎用的であったサービスが個々のお客様のユースケースに対して最適化が進んだ形でいくつもの新機能が登場することになります。 この良い例が、EC2インスタンスで利用できるストレージの選択肢です。EC2インスタンスが利用できるストレージについてはこれまで数多くの機能拡張が行われていますが、特徴的なものを時系列で挙げてみましょう。 2006 – EC2のサービス開始。(この時点ではインスタンスストレージのみが利用可能でした) 2008 – 磁気ディスクベースのEBS(Elastic Block Store)をリリース 2012 – プロビジョンドIOPSボリュームとEBS最適化インスタンスをリリース 2014 – SSDベースのボリュームである汎用SSDをリリース 2014 – EBSデータボリュームの暗号化機能をリリース 2015 – 大容量で高速なEBSボリュームをリリース 2015 – EBS起動ボリュームの暗号化機能をリリース 2016 – 新たなボリュームタイプ、スループット最適化HDD(st1)とコールドHDD(sc1)をリリース ワークロードの特性 私たちはビッグデータのワークロードで利用する時に最高のコストパフォーマンスを実現するように設計を行いました。ボリュームに備わった性能を最大限発揮するためには、大きなデータブロックに対してシーケンシャルにアクセスを行う必要があります(これはビッグデータ処理においては一般的なものです)。これはベースとなるHDDの性能特性に由来するものです。一般にHDDはシーケンシャルなデータは高速に転送することが可能ですが、(データベースエンジンが要求するような)小さいデータブロックに対するランダムなアクセスには向いておらずスループットが低くなります。こういった用途にはSSDが向いていますので、引き続き汎用SSDやプロビジョンドIOPSをご利用頂くことをお勧めします。 いずれのボリュームタイプにおいても、バーストクレジットの蓄積上限はボリュームサイズと等しい値になります。これは、もしバーストクレジットが上限まで蓄積されていれば、ボリュームの全領域を常時バースト状態でスキャンできるということを意味しています。1MB以下のブロックサイズに対するI/Oリクエストは1MB分のクレジット消費とカウントされることを覚えておいて下さい。シーケンシャルなI/Oリクエストについては可能な限りマージされますので、スループットの向上とバーストクレジットの有効活用が行われます。(バーストクレジットの概念についてはこちらのブログポストを参照してください) […]

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