Amazon Web Services ブログ

Category: Application Services

SaaS サーバーレスリファレンスアーキテクチャ内でテナントのポータビリティを組み込む

テナントポータビリティ: SaaS アプリケーションのティア間でテナントを移動する

今日の急速に変化する Software as a Service (SaaS) 環境において、テナントのポータビリティは、競争力を維持しようとする SaaS プロバイダーにとって重要な機能です。テナントのティア間の円滑な移動を可能にするポータビリティにより、企業は変化するニーズに適応できます。しかし、ティア移動のリクエストに手動で対応することは大きなボトルネックとなり、スケーラビリティを阻害し、多大なリソースを必要とします。テナントの数とポータビリティのリクエストが増加するにつれ、このアプローチはサステナブルではなくなり、より効率的な解決策を実装することが不可欠になります。

Big Advance ビジネスマッチング機能の概念図(ココペリ社 HP より引用)

株式会社ココペリにおける AWS 生成 AI 事例: ML Enablement Workshop によるユースケース特定とその検証

本ブログは、株式会社ココペリと Amazon Web Services Japan が共同で執筆しました。
株式会社ココペリは「中小企業にテクノロジーを届けよう」というビジョンのもとサービスを提供しています。より多くの価値提供を行うための活動が実施されており、提供サービスの一つである中小企業 DX 支援プラットフォーム「Big Advance」の体験向上を狙う施策も期待されていました。
Big Advance にはビジネスマッチング機能やホームページ作成など複数の機能が搭載されています。これらの機能が有効に活用されることで、利用者のビジネス課題が効率よく解決されることに寄与します。ココペリ社は、利用者がより効率よく機能を活用できるように AI/ML 技術を使った施策を検討し価値提供を試みていました。一方で、AI/ML の活用は技術的な側面のみならずビジネス視点での成長戦略が必要です。Big Advance 利用者への価値提供とともにココペリ社の成長が行えるような AI/ML の活用施策の考案が求められていました。