Amazon Web Services ブログ

Category: Security, Identity, & Compliance

【開催報告 & 資料公開】Security for App Builders #2 〜AI Agent の認可管理〜

AI Agent が企業のワークフローに組み込まれ始めている中で、「エージェントにどこまでの権限を持たせるべきか」「ユーザーの操作として実行されるべきなのか、エージェント自身の権限で実行されるべきなのか」といった設計判断に悩まれている方は多いのではないでしょうか。従来のアプリケーションとは異なり、エージェントは自律的にツールを呼び出し外部リソースへアクセスするため、認証・認可の設計にも新しい考え方が必要になります。こうした課題に取り組む開発者・セキュリティエンジニアの皆様を対象に、2026 年 5 月 22 日、AWS 麻布台ヒルズオフィスにて「Security for App Builders #2」を開催しました。ご参加いただきました皆様には、改めて御礼申し上げます。

本ブログでは、当日の各セッションの概要をお伝えするとともに、発表資料を公開いたします。AI Agent のアイデンティティ制御に関心をお持ちの方にとって、設計の出発点となる情報が得られる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

AI 時代におけるセキュリティ体制の強化

Anthropic が Claude Mythos Preview モデルを発表し、AWS およびその他の主要組織と共に Project Glasswing を立ち上げてから、まだ数週間しか経っていません。これにより、サイバーセキュリティの将来と、基盤モデルの能力が急速に向上することが組織にとって何を意味するのかについて、多くの議論が生まれています。

ポスト量子暗号で将来の量子リスクからシークレットを守る

AWS Secrets Manager が ML-KEM を使用したハイブリッドポスト量子鍵交換をデフォルトで有効化しました。これにより harvest now, decrypt later (HNDL) 攻撃から将来の量子コンピュータの脅威に備えてシークレットを保護します。Secrets Manager Agent、Lambda 拡張機能、CSI Driver、各種 AWS SDK のアップグレード要件と、CloudTrail を使った接続検証手順を詳しく説明します。

【開催報告】ランサムウェアに備える「防御」と「復旧」— AWS で実現するセキュリティ対策セミナーを開催しました!(2026 年 5 月 21 日)

2026年5月21日、「ランサムウェアに備える『防御』と『復旧』— AWS で実現するセキュリティ対策」セミナーを開催しました。AWS サービスによる防御・検知・復旧の具体策と、パートナー3社によるエンドポイント・ネットワーク・運用支援をご紹介。各セッションの概要をレポートします。

AWS KMS と AWS Encryption SDK が対称暗号化の境界を克服する仕組み

大量のデータを暗号化する大規模アプリケーションでは、AES-GCM の暗号化限界の追跡や鍵のローテーションが課題になります。本記事では、AWS KMS と AWS Encryption SDK が派生鍵方式を用いて、暗号化のたびに一意の鍵を生成し、AES-GCM の呼び出し限界やデータ境界を自動的に処理する仕組みを解説します。鍵導出関数 (KDF) やノンスの活用により、手動管理を不要にする方法を詳しく説明します。

エージェンティック AI でグローバル規模の脆弱性検出を加速

Amazon が開発した RuleForge は、エージェンティック AI を活用して脆弱性検出ルールを自動生成するシステムです。ルール生成エージェントとジャッジモデルを分離するアーキテクチャにより、誤検知を 67% 削減しつつ、従来の手動プロセスと比較して 336% 速くルールを生成・検証できるようになりました。CVE 開示から防御までのギャップを埋め、AWS のお客様のワークロード保護を強化する仕組みを解説します。